戸島ぶりコンテストとは

戸島ぶりコンテストとは

戸島ぶりコンテストが目指すもの

戸島は「ぶりの島」と評されるほど、全国屈指の養殖ブリ産地です。
なぜ戸島でぶりの養殖がさかんなのか、その理由は戸島の環境にあります。
戸島は地理的に3方向から常に海流が流れ込んでくる場所にあり、回遊魚の養殖場としては最高の条件があります。常に海流が流れているということは、生け簀の中の魚は常に泳いでいないと網にぶつかってしまいます。関サバ、関アジなどのブランドがあるように、流れの速い地域で育った回遊魚は身が締まります。つまり、戸島で育てたぶりは例え同じ餌を同じように与えても他地域で育ったブリよりも美味しくなるのです。
その反面、多くの植物プランクトンと穏やかな海が必須条件となる真珠や岩牡蠣などの養殖には不向きな環境といえます。
真珠や岩牡蠣では他地域には及ばないが、ぶりならどこよりも美味しいものが作れる。

これが戸島でぶりの養殖がさかんに行われる理由です。
ところが今、全国的に魚の消費量が減少傾向にあり、ぶりの価格も全国的に下落しています。しかも、現状はどこで生産したぶりも同じ価格で取引されており、戸島の強みが販売量や価格に反映されにくい実態があります。

ならば、私たち戸島の生産者がすべきことは、戸島のぶりの美味しさを広く知って貰うこと、お客様に「戸島のぶりが食べたい」と言って貰うことです。それには、私たちが「戸島のぶりは美味しいですよ」とPRするよりも、舌の肥えたお客様を相手にされている一流の料理人や、一流の目利きである全国の魚市場の方々に戸島のぶりを食して貰い、その厳しい目と舌で評価していただいた結果を伝えていくことが大切だと考えました。

戸島ぶりコンテストは、戸島ぶりの品質の高さ、味の良さを広く世間に知って貰うために行います。

予選を勝ち抜いた生産者のぶりが一流の料理人や目利きたちからどのような評価を受けるのか。

戸島ぶりは天然物を超えたのか、それともまだまだ及ばないのか。

戸島ぶりの関係者すべてが注目するコンテストが始まります。

審査内容

『“姿”審査』

魚市場では、魚の見た目で評価が決まります。一流の仲買人は、魚の見た目だけで鮮度や脂ののり、歩留まり(身のつまり具合)などを見極めます。まずは戸島ぶりの“姿”を評価していただきます。

『味(当日〆)審査』

コンテスト当日の早朝に締めたぶりを刺身で食べ比べて頂きます。

『味(前日〆)審査』

魚は鮮度が大切であり、生で食べるなら獲れたその日のうちに、というのが一般的な感覚ではないでしょうか。しかし、ぶりは必ずしも鮮度が高ければ美味いとは限りません。特に養殖鰤は鮮度を長持ちさせるために生産者や飼料メーカーが様々な工夫を凝らしていて、今では「ぶりは一晩寝かせたほうが美味くなる」という人もいるほどです。実際、一晩寝かせたぶりの方が脂肪分が多くなり、旨味が増します。このことを広くしっていただくために、あえて2日目のぶりを刺身で食べ比べて頂きました。