戸島ぶりはなぜ美味しい?

戸島ぶりはなぜ美味しい?

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戸島の自然

四国の南西、宇和島の港から西に20kmほどの宇和海に浮かぶ島です。
市街地から遠く離れているため、潮は澄みきっていて、戸島の岸壁から足下を覗くと水深5~6mほどの海底がくっきり見えます。
また、戸島の海は、戸島と周辺地域の位置関係の影響により3方向から海流が流れ込んでくるため、常に早い潮が流れています。
澄んだ潮と早い海流。これが戸島の海の特徴です。

では戸島の海の特徴を最大限に活かせるのは何か。それは鰤をはじめとした回遊魚の養殖です。
真鯛などの底物の場合、ある程度潮が濁った場所を好む傾向がありますが、回遊魚の場合、群れを成して広い範囲を泳ぎ回って餌を追いかけているため、見通しのきく澄んだ場所で生息しています。したがって回遊魚本来の味を求めるなら、澄んだ潮と豊富な運動量が確保できる場所が適しているということです。中でも鰤は“海の暴走族”と言われており、本来は40km/hほどのスピードで泳ぎ回っている魚です。鰤の養殖を行う上で、戸島の海は最適な環境と言えるでしょう。

美味しい戸島ぶりはこうして作られる

戸島で鰤の養殖が始まったのは昭和51年。以来、約40年間「どこにも負けない鰤を育てる」ことを島ぐるみで考え試行錯誤してきました。
今では60軒ほどが鰤の養殖を行っています。

鰤の稚魚“モジャコ”は毎年5月ごろに大分や高知の業者から購入していますが、海の自然環境を保護するとともに生産管理体制の質を維持するため、きめ細かな管理ができるように1軒あたりの購入量上限を定めています。

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さらに、魚体が大きくなる2歳魚は生簀1基あたりの尾数上限を定めています。
必要なスペースを与えることで、ストレス軽減・運動量増加を促しています。
その他、長年培って来たノウハウによって戸島の養殖鰤は筋肉質で大きく成長し、天然モノに退けを取らない「戸島ぶり」へと成長します。